道後アート2016開幕
愛媛県松山市の道後地区で29日、画家の山口晃さん(46)をメーンアーティストに迎えた道後アート2016「街歩き旅ノ介 道後温泉の巻」が開幕した。道後温泉本館では、山口さんの生み出した世界が湯上がりの観光客らを楽しませている。
14年度の本館改築120周年を記念した「道後オンセナート」以来3回目のアートイベント。山口さんは大和絵などの日本画の手法を用いた緻密で時にユーモアのある作風で知られる。
イベントは3回に分けた公開方式で展開し、29日からの第1弾は、山口さんの代表作「飛行機百珍圖(ひゃくちんず)」と、電柱をモチーフにした「電柱シリーズ掛軸三幅対」の複製を本館に展示。山口さんが独自の視点で気になるスポットを選んで描いた「道後エトランゼマップ」試験版の無料配布も道後商店街やホテルなどで始めた。色づけなどをした完成版は5月中旬から200円で販売する。