四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)での重大事故に備えた愛媛県の広域避難計画で、伊方町民の1次避難先候補の一つとなる大分県での受け入れ市町村や施設が具体化された修正を受け、中村時広知事は25日、近く大分県を訪れて協力に謝意を示し、受け入れ施設への避難訓練の実施について協議する考えを表明した。
6月定例県議会の本会議で自民党の河野忠康氏の代表質問に答えた。
愛媛県は15日に計画を修正し、大分県の全18市町村を受け入れ先として明記。避難先の学校など269施設もリストアップし、伊方原発の西側の住民にとって課題だった大分県への避難方法が具体化された。