伊予市灘町自主防災会、避難所の資機材など確認 訓練に住民ら110人参加
南海トラフ巨大地震に備え、愛媛県伊予市灘町の灘町A地区自主防災会は23日、近くの行政第三別館で防災訓練を行い、住民ら約110人が救出活動や避難所運営で使う資機材の使い方などを確かめた。
参加者は、自治総合センター(東京都)の助成を得て今夏に整備した救助工具や浸水時の排水用ポンプ、下水道直結型のトイレなどの具体的な活用方法を検討した。
自宅から会場までの避難や、家屋の倒壊を想定した救助の訓練もあり、女性らがチェーンソーを使って木材を切断。参加した主婦(68)は「生まれて初めてチェーンソーを握ったが簡単だった」とする一方「災害時には救出活動をしたいけれど、慌てずスムーズに使えるか」と心配していた。