9日正午すぎ、愛媛県今治市通町3丁目の今治城を訪れた観光客が、内堀に体長約1メートル20センチと80センチのドチザメとみられるサメ2匹がいるのを見つけた。今治港内港とつながるお堀では、5月にもドチザメとみられるサメの姿が確認されており、いつの間にか「定宿」となりつつあるようだ。
今治城鉄御門で窓口業務を担当する越智伸吾さん(62)によると、連絡を受けて小窓からお堀をのぞくと、常連のボラやチヌとは違う大きな魚影が。「内心では客の見間違いだと思っていたけど、見た瞬間にサメと確信した」。5月以降は目撃情報がなく、前回はたまたま迷い込んだだけと思っていたので再来に驚いたという。