県立とべ動物園(砥部町上原町)は15日、ニホンツキノワグマの「花子」(雌・28歳)が老衰のため死んだと発表した。園は「最近は体力が低下し、のんびり過ごすことが多かった。開園初期から来園者に愛されており残念」としている。
 園によると、高齢のため、4月下旬から動き回ったり自発的にエサを食べたりするのが難しくなっていた。栄養剤や抗生物質を与えていたが、14日朝に寝室で死んでいるのを飼育員が発見した。解剖の結果、病気などはなく老衰とみられる。平均寿命は25年程度。