Uターン就職、若者支援 今治の団体
愛媛県今治市のNPO法人今治シビックプライドセンター(ICPC)は、同市出身の学生や若い社会人と市内の企業を就職面で結び付ける「いまばLink」事業に取り組んでいる。今治は県内第2の都市だが、少子高齢化や人口流出が大きな問題となっており、若者の定住促進で地域活性化につなげるのが狙いだ。
いまばLinkでは、今治出身者のUターンのニーズや市内の中小企業の情報を収集。今秋をめどにホームページを開設して発信するほか、企業説明会やインターンシップを行い、双方のマッチングを図る。
ICPCは25日、同市別宮町1丁目の市民会館で、今治出身の大学生11人と市内の社会人4人を集めて「Under30若者会議」を開催。今治での就職をテーマに議論し、「都会より賃金が低い」「高校までに地元企業についてもっと教えるべきだ」などの意見が出された。
県若年者就職支援センター(ジョブカフェ愛work)は「民間の非営利団体が地域の若者の就職支援を行うのは県内でも珍しい。市などの関係機関と連携して支援内容を充実させれば効果も期待できる」としている。