17日午後0時5分ごろ、愛媛県松山市南江戸1丁目のJR松山駅構内の売店出入り口外側で、駅の天井材の一部が剥がれて落下しているのを利用客が見つけた。JR四国によると、老朽化が原因とみられ、けが人はなかった。
 同社によると、落下したのは縦36センチ、横59センチ、厚さ0.6センチのケイ酸カルシウム板で重さ約1.1キロ。落下箇所の近くにあったスチール製の照明器具も壁からはがれ、ぶら下がった状態で見つかった。2014年12月の点検では異常はなかったとしている。
 利用者から連絡を受けた同社は17日中に周辺で落下の恐れのある天井材を撤去。今後約2カ月かけ、建屋のある四国の全駅で目視や打音による点検を実施する。