JA越智今治(今治市)は7日、愛媛県今治市朝倉下に金融機関とスーパー、カフェ、食堂の複合施設「彩咲(さいさい)あさくら」をオープンした。高齢化が進み、スーパーのない朝倉地区の住民の買い物と交流の拠点を目指す。
 「彩咲」は同JA下朝倉支店をリニューアルし、鉄骨平屋で床面積791平方メートル。スーパーではホウレンソウやキャベツ、タマネギなど朝倉産の青果が並ぶほか、菊間仙高ポーク、来島海峡で取れた魚介類などをそろえ、地産地消にこだわる。カフェでは、焼きたてのパンや地元産の果物を使ったスイーツを販売。14日オープン予定の食堂は自家製麺のうどんがメーンとなる。今後、商品の宅配サービスも行う。
 7日にオープニングセレモニーがあり、同JAの黒川俊継理事長が「住民の交流が深まり、朝倉地区が元気になることを期待する」とあいさつし、関係者がテープカットで祝った。