国土交通省などでつくる愛媛県渋滞対策協議会は9日、今年のゴールデンウイーク(GW)期間中の渋滞緩和対策として、国道33号から国道11号への経路変更を呼び掛けた結果、道後温泉から松山自動車道・川内インターチェンジ(IC)までの所要時間が最大約30分短縮されたと発表した。
 GWには県外からの観光客らの車が松山ICを利用しようと国道33号に集中し、通常より渋滞する。国交省によると、道後温泉の観光客が次の目的地をカーナビゲーションで検索した際、最寄りの松山ICが表示されるのが一因。そこで、道後温泉がある松山市から高松市方面に向かう場合、国道11号を経由して川内ICを利用するよう電光掲示板や横断幕、チラシなどで周知、誘導した。