GPS活用 愛媛CATV、実証実験開始へ
愛媛CATV(愛媛県松山市、宮内隆社長)とジャパンケーブルキャスト(東京、田中慶彦社長)は20日、放送とインターネット通信を連携させたサービス「ハイブリッドキャスト」を使って、地域情報を自主放送上で配信する実証実験事業を始めると発表した。モニター10~15人方にサービス対応機器を取り付け、操作性や利便性などについて意見を集める。
実証実験は総務省の事業の一環。両社は、衛星利用測位システム(GPS)で取得した取材車の現在位置や走行履歴を地図上に表示するアプリをモニターに使用してもらい、公共交通機関・ごみ収集車の位置表示や、高齢者・子ども見守りサービスへの応用の可能性などを探る。
ハイブリッドキャストは、対応したテレビにネット回線を通じて情報提供するサービスで、従来のデータ放送に比べて豊富な情報を高い画質で提供できる。