サッカー元日本代表監督の岡田武史オーナーの下、Jリーグ入りを目指す愛媛県今治市のアマチュアクラブ、FC今治の新サッカー場が今治新都市第1地区の市営スポーツパーク(高橋ふれあいの丘)に建設される方針であることが25日、分かった。市が土地を無償貸与し、クラブが自費で用地を造成して建設する。完成は2017年2月の見込み。
 今治市は12月定例議会に土地貸与の議案を提出する。
 FC今治は今季、所属する四国リーグを制覇。当面の目標として、日本フットボールリーグ(JFL)昇格を掲げている。しかし、現在使用している桜井海浜ふれあい広場サッカー場は収容人数が500人しかなく、JFLやその上のJ3の基準を満たしていない。市はスポーツパークで陸上競技場併設のサッカー場などを整備する方針を決めており、クラブ支援に向け用地貸与を決めた。
 市などによると、新サッカー場の敷地面積は約2万平方メートルで、貸与期間は15年から20年間。J3まで対応できる5000人規模の天然芝サッカー場となり、事業費数億円はFC今治が負担するという。