愛媛県今治市のアマチュアサッカークラブ、FC今治のオーナーに就任した元日本代表監督の岡田武史氏(58)を歓迎する会が28日、市内のホテルであり、地元経済人ら約310人が日本サッカー界きっての名将の挑戦を後押しすることを誓った。
 岡田氏は昨年10月、「世界に通用するクラブづくりを一から手掛けたい」と、長年の友人が運営に関わるFC今治のオーナーに就任。各国の強豪クラブを手本にした一貫指導体制を確立し、10年後のJリーグ1部優勝や、サッカーを通じた地域活性化を目標に掲げている。
 歓迎会は、岡田氏の挑戦を地元を挙げて支援しようと、菅良二市長や今治商工会議所会頭らが世話人となって開催した。
 岡田氏は「Jリーグの地方クラブの運営は厳しく、縮小のスパイラルに入っている。今治では外からヒト、モノ、カネが入る仕組みを整え、サッカーを通じて子どもたちのためにすばらしい環境をつくりたい」と抱負を語った。