市立八幡浜総合病院(愛媛県八幡浜市大平)は21日、院内で12日から21日までに入院患者24人と職員12人の計36人がインフルエンザに集団感染し、うち84歳の女性患者が死亡したと発表した。
ほかの感染患者は徐々に回復しており、現在発熱のある人はいないという。外部からの感染を防ぐため、家族を含めた面会を原則禁止し、入院の受け入れ制限も行っている。
病院によると、女性は2014年12月末に入院し、誤嚥(ごえん)性肺炎の治療を受けていたところ1月13日にインフルエンザに感染。17日に多臓器不全で死亡した。病院は「インフルエンザの感染が影響していると思われる」とみている。