愛媛県松山市の住宅で1月上旬に60代の男性の孤独死が判明したのに続き、同市中心部のアパートで1月11日に30代とみられる独り暮らしの男性の遺体が見つかっていたことが15日、愛媛新聞の取材で分かった。松山東署や関係者によると、死後数カ月とみられ、外傷や部屋が荒らされた形跡がないことなどから事件性はないという。住民らは「残念でならない」と死を悼み、地域のつながりの希薄さを案じた。
 関係者によると、男性方周辺の異変に気付いた住民が警察へ通報した。男性は5年ほど前から入居し、勤務先でのけがのため体調が思わしくなかった。近所付き合いはほとんどなかったという。