愛媛県内の金融機関が自転車の購入費用を対象としたローン商品に力を入れている。3機関が商品化しており、サイクリングブームを後押ししている。
 東予信用金庫(新居浜市)は昨年11月、県内初の自転車対象のローンを創設した。自転車店への事前調査で、高額なスポーツタイプの購入者の中に、クレジットカードの分割払いを利用する人がいることから、ローンの需要があると判断したという。利用金額は10万~100万円。自転車本体だけでなく、部品の購入・取り付け費用やウエアやヘルメットなどの関連用品の購入資金に充てることができる。これまでに貸し付け実績は12件、計337万円。 
 伊予銀行(松山市)は今年6月、愛媛銀行(同)は7月に自動車ローンの対象に自転車や部品の購入費用を加えた。貸し付け実績は伊予銀で1件あった。