3世代同居を支援 人口減対策・東温市
3世代同居を促進しようと、愛媛県東温市は4月から、子育て世代が市内で親と同居したり隣に住んだりする際のリフォームや新築など費用の一部を補助する制度を始めた。市によると、地域活性化や人口減少対策につなげるのが狙いで、四国初の取り組みという。
市の3世代同居世帯率は、2005年の国勢調査で9.04%、10年では6.88%に減少した。市都市整備課は、3世代が同居することで、育児や介護を協力してできるようになるなどのメリットを挙げる。14年度3月補正予算に1000万円を計上しており、17年度まで続ける予定。
対象は3世代(18歳未満を含む)が同居か、同敷地や隣接する敷地に住むため、新たにリフォームしたり、住宅を新・増改築や購入したりするケースで、申請時から5年以上の同居が条件。補助額の上限は増改築・リフォーム30万円、新築・購入50万円で、それぞれ対象経費の10分の1以内とする。3世代同居中の世帯がリフォームするケースは対象外。