第30回氷彫刻夏季展四国大会が29日、愛媛県松山市湊町5丁目のいよてつ高島屋であった。四国4県の調理師29人が日ごろ培った技術を駆使し、大きな氷柱を清涼感いっぱいの芸術作品に仕上げた。
NPO法人日本氷彫刻会四国地方本部主催。参加者は高さ100センチ、幅約50センチ、奥行き25センチの氷柱を制限時間50分で自由に加工し、芸術性や独創性、表現力などを競った。
暑さで氷が溶け出す時間との闘いの中、参加者はのみとのこぎりを巧みに操り、ハクチョウやタカの翼、カジキの尾などを躍動感あふれる造形に仕上げた。人魚やかっぱなどを題材にしたユニークな作品もあった。