2018年春 新田高に女子硬式野球部設立へ 県内唯一の「女子野球部」に
新田高校(愛媛県松山市山西町)は31日、県庁で会見を開き、2018年4月に女子の硬式野球部を設立すると発表した。既存の硬式野球部内で女子が活動する。17年4月現在、全国高等学校女子硬式野球連盟に所属しているのは25校で、県内唯一の「女子野球部」となる。
新田高の永井博校長は「中学まで野球をしていた女子生徒が野球を続ける受け皿がない状況を何とかしたかった」と話し、「マドンナスタジアムや、マドンナ松山というクラブチームもある。松山を女子野球の聖地とし、チャンスをつくりたい」と設立経緯を説明した。会見に同席した全日本女子野球連盟の長谷川一雄会長は「野球どころの愛媛で女子野球が盛んになることはうれしい」と語った。
同校によると、18年度の新入生だけでなく、現在の1、2年生も入部可能で、体力差などを考慮しながら、男子と共通でできる練習は一緒に行う方針。松山市の協力で可能な日には坊っちゃんスタジアムの屋内練習場など市内の施設を使うという。
新田高は8月17、18日の学校見学会で部活動体験を行い、女子中学生の参加も受けいれる。