15年県内観光客最多2708万人 しまなみ開通年上回る
愛媛県は22日、2015年の県内観光客数は2708万5000人(前年比2.3%増)で、過去最高だったと発表した。瀬戸内しまなみ海道の開通ブームに沸いた1999年を約61万人上回り、観光物産課は、四国遍路の日本遺産認定や「道後アート2015」などの効果とみている。
県外客が前年より4.0%増えて1132万3000人となり、過去最高を記録。県内客は1.2%増の1576万2000人だった。消費総額は1.0%増の1101億円。内訳は県外客が1.2%増の980億円、県内客が0.8%減の121億円だった。
地区別では松山圏域が1103万2000人(2.0%増)でトップ。増加率は「伊達400年祭」があった宇和島圏域(304万7000人)の8.9%増が最高だった。今治圏域は14年の「瀬戸内しまのわ2014」の反動で3.2%減の505万2000人となったが、サイクリングや村上海賊関連の人気が高く、県外客は16万2000人増えた。