14年百貨店売上高 県内は0.4%減
中国四国百貨店協会が19日発表した2014年の愛媛県内百貨店2店の合計売上高は、前年比0.4%減の505億7982万円で、12年連続で前年を下回った。消費税増税前に高額品などの駆け込み需要を取り込んだものの、反動減や夏の天候不順により、衣料品を中心に個人消費が低迷した。
同協会は「売り上げのウエートが大きい12月も前年割れとなり、増税後の消費の落ち込みから十分に回復できなかった」と分析している。
14年は2月から高級時計や貴金属などの駆け込み需要が高まり、3月の売り上げは28.3%増に急伸したが、反動減で4月は13・2%減にダウン。5月以降も回復への足取りは重く、増税後に前年を上回ったのは、アクセサリーなどの販売が好調だった11月(0.2%増)だけだった。