14年・県内企業倒産67件 少なさ2番目
2014年の愛媛県内企業倒産件数(負債総額1000万円以上)は67件だったことが、14日までの東京商工リサーチ松山支店のまとめで分かった。前年から8件増えたが、1965年の集計開始以降、2番目に少なかった。
負債総額は前年比164億円増の287億円で、過去10年で6番目の高水準。飲食業など経営のキッチンファクトリー(松山市、負債額50億円)をはじめ、負債額10億円以上の大型倒産が4件増の6件発生し、全体の金額を押し上げた。
業種別ではサービス業などが15件で最多。卸売12件、建設11件、製造10件が続いた。原因別では販売不振が31件と半数近くを占め、放漫経営、過小資本、他社倒産の余波が各9件などだった。