14年ぶり、道後温泉宿泊90万人突破 14年度
道後温泉旅館協同組合(愛媛県松山市、35旅館・ホテル)は27日までに2014年度の宿泊者数をまとめた。前年度比約8万6000人(10.5%)増の91万2084人に上り、四国の4県都が高速道路で結ばれた直後の00年度以来、14年ぶりに90万人を上回った。宿泊客数増加は3年連続。
また、外国人宿泊者数は1万9878人(40.3%増)で過去最多を更新した。国・地域別では、台湾からの8962人(35.3%増)が最も多かった。
組合によると、全体の宿泊者数は消費税増税直後の昨年4月を除く全ての月で前年度を上回った。特に9~2月は10%以上の伸びを維持するなど好調だった。
道後温泉本館改築120周年記念芸術祭「道後オンセナート」や、愛媛・広島両県島しょ部の博覧会「瀬戸内しまのわ2014」といった大型イベントがあり、誘客に好影響を及ぼしたとみられる。