愛媛県内の建設業者の本業の業績を示す「営業損益」が2013年度、12年ぶりに黒字に転じたことが1日までに、西日本建設業保証のまとめで分かった。県建設業協会は「本業の赤字により業者はためていた資金の取り崩しや借り入れで長年しのいできたが、アベノミクスにより工事量が増え、赤字受注も減った」としている。
西日本建設業保証によると、公共工事で保証した県内業者の企業全体の業績の平均をまとめた。本業で稼いだ利益が完成工事高に占める割合を示す「完成工事高営業利益率」が02~12年度はマイナス0.09~マイナス3.26%だったが、13年度はプラス0.62%に転じたという。
要因の一つに公共工事の増加がある。