鳥インフル予防、とべ動物園でも対応策 一部鳥類の展示など中止
国内で鳥インフルエンザが発生したことを受け、愛媛県立とべ動物園(砥部町上原町)は1日までに、入園者のバードパークへの立ち入りや、屋外飼育している一部鳥類の展示を中止するなどの感染予防策を講じた。
園は1日現在、鳥類55種186羽を飼育し、鳥インフルが発生した11月中旬から順次対策を実施。ペリカンやダチョウ、ツル、インコなど15種約30羽を屋内に収容したほか、終日屋外で飼育しているペンギンとフラミンゴは展示スペースをネットで覆った。水浴場は「ふんが水中に広がると一気に感染が拡大する懸念がある」として可能な範囲での水を抜いた。
人からの感染に備え、入場ゲートでは消毒を徹底し、約50羽を展示しているバードパークへの立ち入りを禁止し、コールダックとのふれあいイベントを中止。鳥インフルの簡易検査をしていない傷病鳥類の持ち込みも制限している。