鳥インフル、愛媛異常報告されず 県が緊急会議
宮崎県と山口県での強毒性のH5型高病原性鳥インフルエンザウイルス確認を受け、愛媛県は30日、緊急防疫会議を県庁で開いた。県は県内で100羽以上を飼育する養鶏農家161戸に29日実施した聞き取り調査で異常は確認されていないと報告。緊急防疫策として、消毒用消石灰を全農家に配布することを決めた。
会議には県畜産課と県家畜保健衛生所の職員13人が出席。三好晶夫農林水産部長が「全国各地の野鳥でウイルスが確認されており、いつどこで発生してもおかしくない状況。万全の備えとして予防対策と危機管理体制の強化が必要だ」とあいさつ。野生動物の鶏舎内侵入防止と、鶏舎周辺・農場出入り口の消毒徹底を、農家にあらためて指導することを再確認した。