愛媛県の新居浜市観光協会はこのほど、市内を上空から見た全景をイラストにし、名所を紹介した観光マップ「工都新居浜観光鳥瞰(ちょうかん)図」(A2判八つ折り)を2万部作製した。四国内の主要な道の駅などで配っている。
 表面の手描きイラストの地図には、大島から別子山地区まで市内全域を網羅。県外の地図製作業者が写真や現地調査などを基に立体感を出し、イメージしやすくした。
 市街地に住宅が密集している様子や、別子銅山産業遺産などの場所が一目で分かる。10月16~18日の新居浜太鼓祭りでかき比べ会場となる神社や運動場には太鼓台マークを、四季の花を楽しめる場所には紅葉やシャクヤクなどのイラストを入れた。
 裏面には、銅山の採鉱拠点が旧別子から東平(とうなる)、端出場へと移った工都の歴史を、地区ごとの産業遺産の写真を盛り込んで説明。新居浜の物産や宿泊施設も掲載した。