鮮やか大輪見頃 奥道後菊花展審査会 力作約70種500鉢
愛媛県内の愛好家らによる力作約70種500鉢を展示している「第48回奥道後菊花展」(西日本菊花芸術協会主催)の審査会が8日、松山市末町の奥道後壱湯の守であり、内閣総理大臣賞など約50賞を決めた。
愛媛菊花協会の会員ら4人が審査員を務め、赤白黄3色の大輪が咲く12鉢を並べた「大菊規定花壇」や盆栽や懸崖なども組み合わせた「総合自由花壇」、小中学生の「学校花壇」など9部門ごとに順位を決定。農林水産大臣賞や環境大臣賞などを部門を超えて選んだ。
審査委員長を務めた愛媛菊花協会の門田尚士さん(85)は「夏は高温で秋は雨天、曇天が多く栽培の難しい年だったが、審査日に見ごろを迎え、例年に比べ色やつやがきれい」と講評。西日本菊花芸術協会の武田徹太郎理事長(73)は「愛媛は全国的にもレベルが高い。厳しい環境を努力して乗り越え、立派な菊を出品してくれ感謝している」と語った。