高齢者移住で発展を 八幡浜商議所
愛媛県の八幡浜商工会議所(鈴木欽次郎会頭)は13日、都市圏の高齢者を八幡浜市内に移住させて地域発展を目指す「シニアタウン構想」の提言書を大城一郎市長らに提出した。
提言はピークだった1950年代の市人口への回復策を検討する商議所の「7万都市復活委員会」が、えひめ地域政策研究センター(松山市)の協力を受けて取りまとめた。高齢者が流入すれば「医療介護サービスの需要が拡大して雇用が増える」と若年層の増加にもつながるとしている。
具体策としては、市立八幡浜総合病院の機能拡充による24時間体制の医療・介護サービス提供や、民間事業者の郊外再開発による3万~6万坪程度の「シニアタウン」整備などを挙げている。