青色LED開発の道のり熱弁 中村氏が帰郷講演
青色発光ダイオード(LED)の開発で2014年、ノーベル物理学賞を受賞した米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授(60)=大洲市出身=が受賞後初めて愛媛入りし、2日、新居浜市大生院の県総合科学博物館で講演した。県内外から詰め掛けた600人に開発までの道のりを熱弁し、次代を担う子どもたちへエールを送った。
受賞を記念し同館が主催。1500人以上の応募があり、半数の300人は別室でモニター中継を見るなど会場は熱気に包まれた。
中村教授はLEDの仕組みを男女の恋愛に例え「電気を流すと、恋愛で男性と女性がくっついてハートが出るように(半導体同士が結合して)青色の光が出る。(半導体の)材料の種類によって光の色が違う」と分かりやすく解説した。