弘法大師空海による高野山開創から1200年になる2015年に向け、愛媛県内の青年僧でつくる高野山真言宗愛媛青年教師会が13日、松山市大街道2丁目の大街道商店街で記念イベントを催し、伝統装束のファッションショーや甘茶による接待で節目の年をアピールした。
 15年4月の開創記念大法会に向け、全国各地の寺院が大師を高野山に導いた法具「飛行三鈷(ひぎょうさんこ)」をモチーフとした「祈念三鈷」などをリレーする「高野山結縁行脚」を14年4月から実施中で、記念イベントはその一環。
 ファッションショーでは軽快な音楽に合わせ、自然の中で修行を重ねる「山伏」や、学問に取り組む「勧学会(かんがくえ)」で年配者が着る「黒襲精好(くろがさねせいごう)」を披露。「山伏が持つほら貝は現代でいえば携帯電話。連絡を取るために使っていた」などと説明し、興味を引きつけた。