離島で津波、土砂災害想定 合同救助訓練
南海トラフ地震による被害を想定した愛媛県警と松山海上保安部の合同訓練が2日、松山市の興居島などであり、松山西署と県警機動隊、松山海保の職員計47人が大規模災害時の救助活動や人員・機材の搬送などでの連携の在り方を確認した。
警察庁と海上保安庁は5月、大規模災害時の協力協定を結んでおり、締結後の合同訓練は四国では初めて。
訓練は、津波と土砂災害で、興居島の泊町沖に漂流者1人、陸上に孤立者3人がいると想定。両機関の隊員が、警察車両と海保の巡視艇に互いに分乗し、機材を積んで、素早く救助に向かった。
陸上から県警の救助隊が海上の要救助者を発見し、無線で海保に連絡。海保の巡視艇が漂流者に近づき、県警のゴムボートを降ろして救助した。