愛媛労働局が26日発表した2014年度の愛媛県内企業(従業員50人以上)の6月1日時点の障害者実雇用率は、法定雇用率の2.0%を0.26ポイント下回る1.74%(前年比0.01ポイント増)で、宮城県に次いで全国ワースト2位だった。法定率を達成した企業の割合は全体の47.0%(3.1ポイント増)と、半数以上の企業で雇用が進んでいない現状が明らかになった。
雇用障害者数は前年比0.2%増の2793.5人。内訳は身体障害者1991.0人(0.2%増)、知的障害者649.0人(1.1%減)、精神障害者153.5人(5.5%増)。
 実雇用率は企業規模が大きいほど高まり、1000人以上が1.97%と最も高く、50~99人は1.38%だった。産業別では医療・福祉が2.17%、その他サービス業が2.02%で法定率を上回ったものの、教育・学習支援は0.90%、情報通信も0.94%にとどまった。