「愛媛県障がいを理由とする差別の解消の推進に関する条例」が施行された1日、障害者虐待の通報・相談などに対応する県障がい者権利擁護センターが松山市本町7丁目の県福祉総合支援センター内に移転し機能も拡充された。権利擁護の推進に関する広域専門相談員を置き、障害者差別の解消に取り組んでいく。
センターは2012年に県総合社会福祉会館(松山市持田町3丁目)内に設立。運営は県社会福祉協議会に委託していたが移転後は県が担当する。
広域専門相談員は、障害者虐待や差別に関する相談に対応する市町の担当者への指導や助言、専門性が必要な相談への対応や調整などを行い、問題解決への道筋を付けていく。