水産系高校の生徒同士の交流を深めようと、愛媛県宇和島市明倫町1丁目の宇和島水産高校に9日、宮崎海洋高校(宮崎市)の生徒30人が訪れ、宇和島の郷土料理を一緒に作った。
 宮崎海洋高水産食品科が2013年度から実施する宇和島への体験航海実習の一環で、交流は昨年に続き2回目。
 交流会には両校の水産食品科の2年生計45人が参加。メニューはじゃこカツと伊予さつまめしで、2班に分かれて調理した。
 宇和島水産高生は、じゃこカツの大きさや、さつまの作り方などを丁寧に説明。「聞いたこともないし、食べたこともない」という宮崎海洋高生は、慣れない手つきで成形したり、タイとみそを混ぜ合わせたりして、約2時間かけて完成させた。