愛媛県新居浜市にゆかりのある画家ら21人の作品が並ぶ美術展「再発見!郷土美術館コレクション」が、同市一宮町1丁目の市郷土美術館で開かれている。25日まで。
 郷土美術館は、JR新居浜駅前に7月開館する総合文化施設の美術館に機能や美術品を引き継ぎ、2015年度中に閉館する予定。美術展は新美術館開館のプレイベントとして市が主催した。
 郷土美術館が所蔵する絵画や彫刻などの美術品930点の中から約40点を展示。戦後、洋画研究所を主宰し市の洋画発展の基礎を築いた西沢富義氏(1915~74年)の「工場」「港風景」をはじめ、港の労働者を描いた千葉福太郎氏(1924~99年)の「真夏の荷揚場」など、新居浜の風景を切り取った作品も並ぶ。