積極的な声掛けで高齢者への還付金詐欺被害を食い止めたとして、松山西署は24日、松山南吉田郵便局(愛媛県松山市南吉田町)に感謝状を贈った。
 署によると、6日、医療費の還付金があると電話で持ちかけられた松山市の70代の男性が携帯電話で通話しながら現金自動預払機(ATM)を操作しているのを、女性職員が不審に思って声を掛け、110番。犯人から電話を切られたが、署員と男性を説得して被害を未然に防いだ。
 24日に署であった贈呈式で、山崎靖署長から感謝状を手渡された横山陽彦局長は「職員には、利用者に犯罪の片棒を担がせないようにと注意喚起している。積極的な声掛けを続けたい」と話した。