選挙権年齢「18歳以上」に 松山大で周知活動
選挙権年齢を18歳以上に引き下げる改正公職選挙法が成立した17日、松山市選挙管理委員会は、愛媛県松山市文京町の松山大で周知活動を行い、引き下げの是非を聞くアンケートなどを通じて将来の選挙への投票を呼び掛けた。
アンケートは大学生の意識を探り、今後の啓発に生かすのが狙い。未成年の学生が対象で、引き下げが「いいね」か「まだ早い」のいずれかを選択し、パネルにリボンを貼り付ける形式で行った。
結果は「いいね」20個、「まだ早い」15個。「いいね」に投票した経営学部1年の池田和香奈さん(18)は「20歳と差はなく、未成年者の意見が反映されるのでいい。選挙ではよく考えて投票したい」と引き下げを歓迎していた。
市選管は「18歳選挙権は若者に社会や政治に関心を持ってもらうきっかけになる。学生は思ったよりポジティブに受け止めていたが、早いと思っている学生がいることも分かった。中高生も含めて若者への啓発に取り組みたい」と話した。