道後温泉と写真家で映画監督の蜷川実花さんがコラボレーションする「道後アート２０１５」（実行委員会主催）で、愛媛県松山市は１１日、道後温泉本館の障子やガラス戸を花の写真で彩る第３弾作品を１０月に公開すると発表した。５月から披露してきたコラボ作品は全１５作品が出そろう。
　道後アートでは、２０１６年２月２９日まで道後地区を中心に多様なアート作品を展開する。これまでに蜷川さんの作品や市内で撮影したツバキの写真を本館内などに展示したほか、路面電車のラッピングや浴衣の柄としても活用している。
　第３弾は、本館全体を一つの作品に見立て、１０月１日に公開する。障子やガラス戸に花などの写真を配し、夜間には館内の光で艶やかな風景が浮き上がるという。写真は本館北側２、３階の障子３６枚や正面入り口がある西側に設置。東・南側は写真や動画を投影する。