道の駅でブラッドオレンジPR 宇和島
宇和島地域が全国一の生産量を誇る、イタリア原産の高級かんきつ「ブラッドオレンジ」のPRイベントが19日、愛媛県宇和島市弁天町1丁目の道の駅きさいや広場であった。赤い果肉の試食やジュースの試飲などがあり、来場者は独特の香りや酸味を楽しんだ。
ブラッドオレンジは、地球温暖化の影響で宇和島地域で栽培可能となった希少品種。農林水産省などによると、2012年の生産量は愛媛県が153トンで全国1位となり、このうち約130トンが宇和島市で生産された。イベントは産地としての知名度を上げようと、12年からJAえひめ南が開いている。
イベント会場には、カットされたブラッドオレンジやジュースのほか、県内の飲食店などが手掛けたジェラートやラスクなどの加工品が並べられ、来場者は果肉のみずみずしさや甘さを味わいながら、買い物を満喫していた。