愛媛県西条市明屋敷の西条高校で5日、創立120周年記念式典があり、生徒や教職員ら約千人がさらなる母校の発展や卒業生の国内外での活躍を願いながら節目を祝った。
 同校は1896年4月、愛媛県尋常中学東予分校として開校。西条中学校や西条北高校(旧西条高等女学校の西条第二高校を統合)などを経て、1955年4月に西条南高校普通科を統合し、西条高校となった。2014年3月までに計3万8929人が卒業した。120周年を迎える16年4月には国際文理科を新設する。
 式典は15年3月に完成した体育館で実施し、全校生徒約860人のほか、教育関係者や卒業生ら計約150人が出席。石崎学校長(58)は「生徒諸君には進化する本校で学ぶとともに、先輩方が築いてきた歴史と伝統の精神を受け継ぎ、各界で名を成している先輩方が照らす光を頼りに未来を切り開いていってほしい」と式辞を述べた。