ミツバチの大量死をテーマにした映画「ミツバチからのメッセージ」の上映と講演会が31日、愛媛県の東温市中央公民館であり、参加者約100人が環境問題について認識を深めた。
 「化学物質過敏症」愛媛連絡会が主催。映画は大量死とネオニコチノイド系の農薬との関連や、農薬が生態系や人間に影響を与える可能性を指摘した。
 講演でフリージャーナリストの岡田幹治氏は発達障害や、花粉症などのアレルギー、先天異常には農薬や化学物質の影響があると考えられているという学説を紹介。
 各国の対応について「欧州連合(EU)では、因果関係が証明されるまで時間がかかるため、有害かもしれないとする合理的な証拠があれば予防に必要な措置を取る。だが日本や米国は完全に証明されないと対策を取らない」と主張した。