路面電車の松山空港延伸、課題探る 検討会が初会合
路面電車の松山空港延伸の実現性を探る「松山空港アクセス向上検討会」の初会合が10日、愛媛県松山市であった。検討会は効果や課題を整理し、複数年度かけ推奨ルート案を選定する方針。
検討会は県と市、伊予鉄道、学識経験者の委員8人と国のオブザーバー5人で構成し、初会合に12人が出席。各機関の実務者レベルでつくる幹事会(委員10人、オブザーバー5人)の初会合も開いた。
検討会会長の門田泰広県企画振興部長が「松山空港は愛媛の活性化に重要な拠点で、アクセス機能向上や魅力向上が不可欠。どうすれば空港延伸を実現できるのか議論していきたい」とあいさつ。意見交換で、伊予鉄道の清水一郎社長は「ポイントとして利用者にとって今より利便性が向上することが重要」と述べた。