地域の伝統的な生活文化を学ぼうと、愛媛県久万高原町露峰の父二峰小学校の児童約20人が20日、同町二名の水田で手作業の田植えを体験した。
毎年授業の一環として、住民に約400平方メートルの水田を借り、田植えから収穫までの作業を学んでいる。今年は「おさんばいさん」と言われる神様に豊作を願い、田んぼの中心に花を供える風習も復活させた。
子どもたちは、はだしになって田んぼに入り、コシヒカリの苗を植えた。土に足を取られて倒れそうになりつつも、「オタマジャクシがおる」などとはしゃぎ、慣れた様子で手早く作業に取り組んでいた。