ストーカーや性犯罪などの被害を防ごうと、愛媛県立医療技術大の犯罪被害防止教室が18日、砥部町高尾田の同大であり、新入生113人が警察官から護身術などを学んだ。
 県警生活安全企画課の子ども・女性安全対策室の担当者が、2014年度に認知した不審者情報は1144件に上るなど、県内の状況を説明。小さな事案が凶悪事件につながる可能性があるとし、大学近辺の危険箇所を挙げて注意を促した。犯罪被害者支援室の担当者は性犯罪の実情と被害者支援について講演し、自身の対策に加え、身近な人が被害を受けた際の対応や、将来医療従事者となった時の留意点などを話した。
 警察官が、片腕をつかまれたケースや、後ろからしがみつかれた際の対処方法を実演で解説。新入生は、警察官の体の動きを参考に護身術を学んだ。