警察学校23人卒業 松前 誇りと使命胸に職務まい進
愛媛県警察学校の初任科第167期生(大卒・短期課程)の卒業式が29日、松前町西古泉の同校であり、22~29歳の23人が約半年間過ごした学校を巣立ち、警察官としての一歩を踏み出した。
林学本部長が「誇りと使命感を持って県民の安全を守り、力量を日々高めてほしい」と訓示。白石恵三校長は「強い気持ちで何事にも挑戦し、県民の期待と信頼に応える警察官に成長してほしい」と激励した。
小松大智巡査(29)が「学校で習得した基本を守り、誇りと使命感を胸に県民のため職務にまい進する」と答辞を述べた。
法律や柔剣道、実務の基礎を学んだ卒業生は、県内10署の地域課で交番勤務を始める。
伊予署に配属された田仲竜介巡査(28)は「声を出しながら走る訓練などで精神力が鍛えられた」と振り返り、西条署に配属される北川裕子巡査(23)は「仲間や教官がいたから無事卒業できた。男性にも負けない強い女性警官になる」と決意していた。