愛媛県西予市宇和町郷内地域で民間業者が稼働準備を進める産業廃棄物焼却施設から基準を超えるダイオキシン類が検出された問題で、隣接する三瓶地域の住民ら約20人が9日、県に対し、施設の使用前検査や調査記録の開示などを求める申し入れ書を提出した。
住民らでつくる「三瓶の水を守る会」(松木泰会長)や地元の津布理地区の区長、水利組合長の連名。
「本格稼働前から生活環境の保全に深刻な問題が生じている」と指摘し、のどの痛みや悪臭を住民が訴えていることに対する見解をただすなど、6項目で構成している。
県庁で住民らは「下流の農作物や飲料水が汚染される。再稼働しないようお願いする」などと訴えた。