解決金名目で1496万詐欺被害 今治の女性
ダイヤモンド原石の購入をめぐるトラブル解決金名目で計約1496万円をだまし取られたとして、愛媛県今治市の50代の介護施設職員の女性が14日、今治署に被害届を出した。署は詐欺容疑事件として捜査している。
署によると、2014年5月上旬、女性方に原石購入を勧める会社からカタログが届いた。横浜市の会社員を名乗る男から「代わりに購入してほしい。後日、現金を持っていく」と電話があり、女性は購入を申し込んだ。
男から期日までに支払えないとの連絡を受け、女性が会社に電話すると「弁償してほしい」「他人名義で購入したので警察から連絡がいく」と言われた。顧問弁護士を名乗る男から「弁護士費用、原石購入に関する登録抹消費用が必要」と求められ、女性は14年6~11月の間に22回、市内のコンビニなどから指定された東京の住所に宅配便で現金を送ったり、現金自動預払機(ATM)で指定口座に振り込んだりした。