西条高の学科改編要望 理数科を国際文理科に
西条高校の活性化を検討する地域協議会(会長・藤岡典夫前校長、12人)が理数科を来春、国際文理科(仮称)に改編するよう愛媛県教育委員会に要望したことが30日、分かった。同時に国際文理科を言語教育などに力点を置く国際科と、現在の理数科の流れをくむ理数科の2小学科に分けるよう求めている。県教委は「前向きに検討する」とし10月ごろに決定すれば発表する。
協議会は将来の西条市を担う人材を育成しようとPTA会長や中学校長、同窓会長、西条商工会議所副会頭らが5月に設置。7月28日の第2回会合の後、要望した。県教委によると、地域協議会を立ち上げるのは県内で初めてという。
改編要望は文系進学を希望する中学生の市外への流出を防ぐのが狙い。海外高校生との研究成果の交流などを通し少人数教育で大学進学に力を入れる。西条高には理数科、普通科、商業科がある。