西条・三芳祝い太鼓、福岡で山城サミットPRへ
愛媛県西条市三芳の三芳小学校の児童26人でつくる「三芳祝い太鼓保存会」が26日、福岡県大野城市で開かれる古代山城をテーマにしたイベント「おおの山城大文字まつり」のステージで演奏し、西条市で来秋開催予定の第6回古代山城サミットや、今治市との境にある古代山城遺跡「永納山城跡」(国史跡)をPRする。メンバーは「多くの人に三芳祝い太鼓や永納山城のことを知ってもらいたい」と意気込んでいる。
保存会は1985年に三芳小児童を中心とした「三芳わらべ歌グループ」として発足し、今年で30周年を迎えた。87年に地元の公民館とPTAから太鼓4張りの贈呈を受け、「三芳子ども太鼓」と名称変更。95年からは現在の名称で、毎週木曜日に三芳公民館で練習に励み、年20回ほどイベントや高齢者施設などで演奏している。
サミットは古代山城を地域の活性化に役立てようと、所在地の自治体などが2010年からほぼ毎年開催。今年は10月に佐賀県基山町で開かれる。保存会のステージ出演は、第1回サミット開催地で基山町に近い大野城市の「古代山城関連事業推進協議会」が、来年の開催地である西条市をPRしてもらおうと依頼した。