西日本初の大型クレーン導入 オオノ開発
産業廃棄物処理などのオオノ開発(愛媛県松山市)は19日、風力発電機の羽根設置作業などができる最大作業高158メートルの巨大クレーンを公開した。同社の重機最大の重量800トンまで持ち上げることができ、自走も可能という。
クレーンはドイツのリープヘル社が開発した。オオノ開発は解体対象の高層化やインフラの新設・整備などに対応するため、2015年に発注。先月納入され、約1カ月かけ組み立てや訓練を行ってきた。導入費は8億円。同社によると、国内では北海道、秋田、愛知に続いて4例目の導入で、西日本では初めて。
19日は松山市平井町の同社所有地で、60トンのパワーショベルをつり上げるデモンストレーションが行われた。80メートルまで伸びたクレーンが、ワイヤで固定した重機を数十メートルの高さまで慎重に持ち上げると、通行人らも驚きの表情をみせていた。